2013年05月01日
★大人のワークショップを体験して 筑波大学職員

「ヤングアメリカンズって何?」
復興教育支援事業の仕事をする上で、
ヤングアメリカンズを初めて知った時の私は
『参加費が高すぎる』
『キャストが多すぎる』
『子供たちのTシャツは必要ない』
等々、今思えばとても失礼なことを感じていました。
しかし、その印象を180度変えたのが、福島県いわき市の
久之浜小学校で行われたワークショップとショーを観た瞬間です。
歌とダンスをなんとか覚えようと一生懸命頑張る子どもたち、それを見守る先生方、ショーを観て涙を流す地域の人々。そして、海岸沿いの地震被害の状況に心を痛めながら、子どもたちの前では笑顔で接する若いキャストの姿。
ワークショップが始まった頃は恥ずかしがって踊らなかった子どもたちが、少しずつ積極的になっていき、ショーの時には全員が一体となって観客を魅了するという魔法のような世界。参加者一人一人に目を配り、子どもたちと同じ目線で活動するキャストの教え方に、とても大きな可能性を感じずにはいられませんでした。
その後、何回かワークショップとショーを観覧し、また、私自身も体験ワークショップに参加する機会に恵まれました。その中で、私の一番好きな言葉は、
『間違ってもいい。顔や姿が違うように、歌や踊り方が同じじゃなくていいんだよ。でも、僕たちは家族なんだ。みんなで一緒にショーを作り上げていこう!』
というディレクターの言葉です。ヤングアメリカンズの魔法の鍵がこの言葉の中に含まれていると思います。
私自身も、ヤングアメリカンズに出会うことによって、一歩前に出る勇気を与えられました。そして、ボランティアの皆さんをはじめ多くの方々との新たな出会いがあることも大きな魅力で、本当に感謝しています。
まだまだ知られていないヤングアメリカンズのこの素晴らしさを、初の開催となる“つくばスペシャル”を成功させることによって、全国に広報したいと考えています。皆さん、応援してください!
(筑波大学職員)